「足場屋ってかなりきつい・・・」しんどいと言われる理由についてご紹介!
足場屋は現場の花形といわれ男らしいというイメージがありますが、その分肉体労働でとてもハードな仕事と言われています。実際どのような部分がきつくてハードなのか「足場の仕事きついな・・」と思ってしまう瞬間についてご紹介します。
- 足場屋の仕事のきついポイント5選!
- 体も精神面も鍛えたいと考えている人にはおすすめ!
- きつい足場屋でやっていくためのポイント!
- まとめ
足場屋の仕事のきついポイント5選!
足場屋の仕事をしてみたいが、どのようにきついのだろうか、自分には勤まるのかな?など不安になると思いますが、何も知らないまま入社し後で知るよりも事前にある程度理解し、知った上で入社するのでは気持ち的にも違いますよね。きついポイントを5選ご紹介します!
材料がめちゃくちゃ重い
初めて材料をもった日にはまず「え、こんなに重いの?」と思うはずです。材料は鉄で出来ているため、めちゃくちゃ重くさらに1個ずつ、1枚ずつゆっくり運んでいると当然、もっと早く運べと怒られてしまいます。
昔に比べて軽量化されたものの、それでもかなり重く自分には無理なのではと思うかもしれません。足場屋初日はこの重さにきついなと感じてしまうでしょう。ですが実は材料を運ぶコツだったり要領さえ覚えればきつさもだいぶ軽減され、始めのうちは毎日筋肉痛になりますがだんだんと筋肉もついていき慣れていき始めほど辛いと感じなくなるでしょう。
当然だが高所作業が怖い
自分は高所恐怖症ではないし余裕だと思っていても、実際に高いところでおこなう作業は怖いものです。さらに雨の日や風の日でも作業を行うことがほとんどなので、無駄に足に力が入り、精神的にも疲れてしまいます。初めて足場に上がったときは「もうこれ以上登れないかも・・・」なんて思っていても毎日足場での作業をしているとなんだかんだで次第に慣れていきます。
ですが実はこの慣れが怖く、足場屋にとって適度に怖がることは大切なことと言われていますし、少しの油断が大きな事故につながることもあるため危機感をもって作業を行わなければはなりません。ここも常に危機感を持ち続けて仕事をしなければならないのできついと言われるポイントのひとつでしょう。
外仕事だから余計にハード
重いものを運び、高所で作業をするだけでもハードですが、何と言っても天候、気候の影響をもろに受けるのも足場屋のきつい部分です。雨の日や風の日もカッパを着て作業を行い、冬は特にメッシュシート張りなんかは素手でおこないますし手がカチコチになってしまいほぼ間隔が無くなってしまいます。
なんといっても一番つらいのは夏です。炎天下で1日中ハードな仕事を行うのは相当体力を消耗してしまいます。鉄を扱うので肩に乗せて運ぶときも「熱っ!」となってしまいますし、怖いのは熱中症です。真夏での作業は午前中だけでもすでにスポーツドリンクを8本飲んでしまうなんてこともあり、それほど体力が奪われたくさん汗をかくので、自己管理をおろそかにするとすぐに熱中症になり重症化してしまいます。
一人の時間がほぼない
足場屋は基本的に一人で作業を行うことは少なくみんなで協力して進めていくことがほとんどで、休憩時間も休憩所に大勢いるので一人でゆっくりできる時間はほぼ無いかもしれません。
一人の時間がないとストレスに感じてしまう方は向いていないかもしれませんね。
精神的にきつい
足場屋は上下関係が厳しい印象ですが、実際にイメージどおりで縦社会です。10年、20年前は何かあると殴られたり今でいうパワハラはあたり前でしたが、今ではそこまでされることはほとんど無いでしょう。ですが足場屋の仕事はちょっとした気の緩みが大きな事故に繋がることも多く、小さなミスでも激しく指導されることも良くあります。
手に職を付けたいと思っていたり向上心がある人にとっては、成長できる環境ですが、とりあえず入社してみたなど軽い気持ちで入った人にとっては厳しく精神的にきついと感じてしまうかもしれません。
体も精神面も鍛えたいと考えている人にはおすすめ!
足場屋の材料は重いもので10キロ前後あるのですが、慣れてくると一気に4枚~8枚持ったりします。それを毎日続けていると体はどんどんムキムキになってきますよね!
なので足場屋をしている人はがっしりとした体つきの人やムキムキな人が多いのでしょう。
材料を運び終わるといよいよ組み立てが始まり、みんな猛スピードで尚且つ丁寧に足場を組み立てていきます。その姿は足場をあまり知らない人が見ても「おおー!すごいかっこいい!」となります。体を鍛えたいと考えている人にはおすすめの仕事といえます。
後は、職人の世界は厳しく、精神面でも鍛えられるので今後他の仕事に就くことがあったりなにかきついことをいわれても多少のことではへこたれないでしょう。きつい仕事ではありますがメリットもたくさんあります。足場屋のお金事情についてはこちらをご覧ください。鳶職人の給料はどれくらいなの?正直儲かるの? – Google ドキュメント
きつい足場屋でやっていくためのポイント!
足場屋は現場仕事の中でも特にきついですが、これから足場屋をがんばっていきたいという方に上手くやっていくためのポイントを解説します。
足場屋でやってはいけないこと
- 寝坊
- いいわけ
- 安全に配慮しない行動
この3つは特にNGで、中でも寝坊は厳禁です。
足場屋はみんなで協力して作業をおこなうので、寝坊して来ないなどがあると作業が行えなかったり大幅に遅れてしまうこともあるので、新人のうちは特に寝坊には気をつけましょう。さらに、ついつい言い訳をしてしまうと「いいわけをするな!」と余計に怒鳴られてしまうので、もしも寝坊をしてしまった場合はあたり前ですが、いいわけをせずしっかりと謝りその日の作業を一生懸命おこない繰り返すことの無いようにすることが大切です。
安全に配慮しない行動はやってはいけない
足場屋の仕事は危険なものがいっぱいあり転倒するリスクもあります。2メートル以上の高所の場合「安全帯を付ける必要」があります。もしめんどくさいからと安全帯を付けない場合、法律違反となります。しっかりと先輩の教えを聞き安全に配慮した行動をとる必要があります。
足場屋でやったほうがいいこと
- わからないことはスルーせずに先輩に聞く
- ついていく先輩を見極める
足場屋は職人の仕事なので、覚えることが多く最初のうちは特に分からないことがたくさんあると思います。
分からないことを聞きにくく後回しにしているといつまでも仕事を覚えられなくて使えないなと思われて怒られてしまいます。分からないことはしっかりと聞き解決しましょう。ですがあたり前なことや何度も同じことを聞いていては逆切れされてしまうこともあるので注意が必要です。
職人気質な人も多いため気が短そうな先輩よりも、面倒見がよくて根気よく教えてくれる先輩を見極めることも、やりやすい職場環境をつくるために大切です。どこの職場でもそうですが、どうしても合わない先輩がいることもあります。全員としっかりとしたコミュニケーションをとる必要はなく、ついていく先輩を見極め積極的なコミュニケーションをとって行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は現場仕事の中でも1,2を争うくらいしんどいといわれている足場屋の、きついポイントについて解説しました。しんどい分、メンタルや体は鍛えられますし手に職をつけることができます。さらにそれなりに給料も良く、やってみる価値のある仕事ではないでしょうか?