梅雨に入る前に対策しておこう!鳶職人の安全靴のニオイ対策!

ゴールデンウイークも近づき、いよいよ梅雨が間近に迫ってきました。鳶職人にとっては雨が降ろうと通常通りの仕事を行います。そんな梅雨の時期、特に「安全靴のニオイ」気になりませんか?そもそも汗を大量にかく仕事であるにもかかわらず雨なんて降られるとニオイが・・・。そんな鳶職人の安全靴のお悩みについて解決する方法をいくつかご紹介します!

本記事の内容
  1. そもそも靴が臭くなってしまう原因とは?
  2. 濡れた安全靴の消臭方法
  3. 毎日のちょっとした習慣で足のニオイが激減する?
  4. まとめ

そもそも靴が臭くなってしまう原因とは?

安全靴だけに限らず靴全般に言えることなのですが、靴の悪臭の正体は雑菌(バクテリア)のニオイです。汗や垢、湿度が原因で雑菌が繁殖しニオイを発生させます。実は本来、汗自体はほぼ無臭なのですが、皮膚の常在菌や汗や垢など人間の身体から出るものを「エサ」として分解することであの独特のニオイを発生させるのです。特に梅雨の時期の湿度や水分が余計に雑菌を発生させます。だいたい35~45度くらい、やや湿度が高いところで増えやすくなり、高温・多湿と二つの条件が揃うともっとも雑菌繁殖の原因となります。

濡れた安全靴の消臭方法

先ほど高温・多湿がもっとも雑菌を繁殖させるとお話いましたが、高温・多湿とは、梅雨の湿度や雨に限らず、晴れている日でも人間の足からは「片方から1日コップ1杯分の汗」が出ているとも言われているほど大量の汗をかきます。さらにしみ込んだ汗を乾かしきるには3日もかかると言われています。雨で濡れてしまったり、汗を大量にかいたときはしっかりと乾かすことが大切です。

新聞紙や乾燥材で乾燥させる

まず一番効果的な方法は新聞紙です。ですが普通に新聞紙を詰めただけでは乾きません。まず、乾いたタオルなどで外や中の水分を出来るだけ取ります。その後に、中敷きを取り新聞紙1枚を半分(1ページ分)にしクシャクシャに丸め、つま先の方から緩めに詰めていきます。完全に詰め終わると、もう一度クシャクシャにし広げた新聞紙で安全靴を包みます。その状態で風通しの良いところで1時間ほど放置します。1時間たった後にこの工程をもう1度行い朝まで放置します。濡れ具合や天候によっては完全に乾ききることが難しい場合もありますが、翌朝、履いても湿りは感じないでしょう。

新聞紙は詰めこめば良いというわけではなく、できるだけ軽めにつめる事がポイントです。

重曹を使う

水回りの掃除の時などに重宝される重曹ですが、靴の消臭にも効果を発揮します。重曹は弱アルカリ性で、酸性の汚れを中和する性質をもっています。ニオイの原因の1つである皮脂汚れは酸性であるため重曹を使うことでニオイを抑えることができるということです。さらに静菌効果もあるため雑菌の繁殖も抑えることが出来ます。
不要になった靴下などに重曹を詰め込み靴の中に入れておき帰宅したら朝まで、これを靴の中に入れておけば、重曹の作用でニオイを軽減することができます。持続効果は2~3ヶ月ほどなので定期的に重曹を詰め替えましょう。重曹は100円ショップなどにも売っていますので費用も抑えられます。

ミョウバン水スプレー

ミョウバン水も安全靴のニオイ対策として優秀なアイテムでしょう。消臭効果・抗菌作用に加え殺菌作用もあるためニオイ対策に力を発揮します。ミョウバン水の作り方をご紹介します。

  • 食品用の焼きミョウバン17~20g(大さじ2)
  • 水500ml
  • ペットボトル
  • スプレー容器

まず、ミョウバンを500mlのペットボトルで溶かし原液を作ります。(完全に溶けるまでに3日ほどかかりますが、熱湯に近いお湯で溶かせば1日程で溶けます)次に完全に透明になったミョウバン水原液を「10倍」に薄めスプレー容器に移し替えます。出来上がったミョウバンスプレーを安全靴に吹きかけることで消臭・殺菌効果が期待できます。

ミョウバンはスーパーなどで100円程度で購入できます。

靴脱臭機なら手間いらず

手間をかける時間が無い!という方は靴脱臭機をおすすめします。仕事から帰ってきたら靴を差し込むだけで雑菌を抑える効果があります。初期費用はかかりますが手軽にニオイ対策をできるところがポイントです。

毎日のちょっとした習慣で足のニオイが激減する?

いくら消臭をしてもすでに雑菌が大量に繁殖してしまっている靴は雑菌が沸きやすく半日も経たずにまたニオイが戻ってきてしまいます。大切なのは「雑菌を繁殖させない工夫」をすることです。おすすめの方法をご紹介します。

爪をこまめに切る

毎日お風呂で綺麗に足を洗っていてもニオイがする方は爪が伸びている可能性があります。綺麗に洗ったつもりでも爪の間に雑菌が残っていてニオイを発していることもあり、こまめに爪を切ることはニオイを抑える為にも実はかなり大切です。定期的に爪を短く切りましょう。

靴下を綿100%のものや防菌消臭効果のあるものに変える

足のニオイは選ぶ靴下で大きく変わります。ポリエステルなど化学繊維の靴下は汗を吸収しにくくニオイが発生しやすい為、綿100%のものや抗菌防臭効果のある素材の靴下を選びましょう。これだけでも大きく変わるとおもいます。あとは履き心地が気にならなければ5本指靴下もおすすめです。

ですがそもそも靴自体に雑菌が大繁殖している状態だと、いくら靴下を抗菌防臭効果のあるものに変えてもニオイが発生してしまう為、しっかりとニオイを対策したい方はこの機会に靴下と安全靴を同時に買い替えることも視野にいれると良いでしょう。

中敷きを入れる

活性炭入りの中敷きを入れ定期的に交換することでニオイ予防になります。中敷きは100円ショップでも売っているため定期的に交換しても費用を安く抑えることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

濡れた安全靴は帰宅してすぐに新聞紙や乾燥材を使ってすぐに乾かすことが大切です。

ですが一度大量に繁殖してしまった雑菌は、いくら消臭しても数時間でまたニオイが戻ってきてしまいます。安全靴を臭くさせない為に大切なポイントは2つです。「靴をしっかりと乾かす」こと「雑菌を沸かせない工夫をする」ことです。もしいくら消臭しても安全靴のニオイが取れなくて困っている場合は思い切って買い替えてしまうことも1つの手です。始めから雑菌を繁殖させない対策を意識することで、いつもニオイ知らずの安全靴を使用することができるでしょう。

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