鳶職なら持っておきたい「玉掛け」の資格!実際どんな勉強をするの?

足場鳶なら是非もっておきたい玉掛けの資格!とは言っても玉掛けは国家資格ですし難しかったり何度も落ちてしまわないか気になるところですよね。今回は玉掛けの講習ではどんな勉強をするのか、難易度や金額についても詳しく解説します。

本記事の内容
  1. 玉掛けとは?
  2. 玉掛け資格の正式名称
  3. 玉掛け資格を受講できる人の条件は?
  4. 玉掛け技能講習で行われる内容は?
  5. かかる期間と費用について
  6. 玉掛け資格の難易度と合格率
  7. まとめ

玉掛けとは?

建設現場や工事現場などでは、クレーンにワイヤーなどで荷物を吊るして指定された場所に運びます。クレーンにはフックがついており、それに荷物をかけたり取り外したりする作業を「玉掛け」といいます。

クレーンで重い荷物を運ぶ際に玉掛けが正しく行われていないとフックが外れたり、下に人がいたり機材があると大きな事故に繋がります。ですので玉掛けの作業を行う際は安全の知識や操作を勉強した証である「玉掛けの免許」が必要になります。

玉掛け資格の正式名称は?

玉掛け資格の正式名称は「玉掛け技能講習修了」です。この修了というのは、玉掛け技能講習を修了したという証明になるためこのような名称になっています。玉掛けの資格を取得すると、1トン未満のもの~1トン以上のものまで扱うことができ、1トン未満までの場合は「玉掛け特別教育修了」という資格もあります。]

玉掛け資格を受講できる人の条件は?

玉掛けの資格は国家資格です。受講できる人の条件は18歳以上であれば基本的に誰でも受けることができ、中卒など学歴がなかったり運転免許を持っていない方でも問題なく受けることができます。

また、すでに現場にでていて作業をおこなっている方や、他のクレーンの免許を持っている方は受講項目を免除され、短時間で取得することが可能になります。

玉掛け技能講習で行われる内容は?

実際に玉掛け資格を取得しようと思った時に気になるのことの1つ受講内容ですが、どんな勉強内容かまとめました。

【学科の出題内容】

科目出題内容
クレーンに関する知識種類および形式、構造および機能、安全装置およびブレーキ
クレーンの玉掛けに必要な力学の知識
力(合成、分解、つり合いおよびモーメント)、重心および物の安定、摩擦、質量、速度および加速度、荷重、応力、玉掛用具の強さ
玉掛け方法玉掛用具の選定および使用方法、基本動作、合図の方法
玉掛けに関係する法令労働安全衛生法、令、安衛則およびクレーン等の安全規則中の関係条項

【実技の出題内容】

  • 玉掛けの実技
  • クレーン運転の合図

    玉掛け資格の学科が終了すると次は実技でこの2つについて教えてもらいます。玉掛けのやり方やクレーンとの合図の実技を手や旗を使って行います。

かかる期間について

まず、玉掛け資格は月に1~2回実施されています。学科と実技では学科の方が時間が長く約11時間程かかります。実技は約6~7時間程かかります。免許の取得に必要な期間は、3日間15~19時間程になります。

かかる費用

資格を取得するうえで費用も気になりますよね。

  • 受講料 22,140円
  • テキスト代 1,680円 合計23,820円(税込み)

    国家資格として考えた場合2万円程と安いほうだと言えるでしょう。

玉掛け資格の難易度と合格率

結論から言うと玉掛け資格は建設系の資格の中でも受かりやすく、落ちる人の方が少ないと考えて良いでしょう。ですが、現場に一度も出たことがない完全に初心者の方だと少し大変なようです。玉掛け資格は2万円程ですが、何度も落ちてまた受けてとなると費用も高くなってきてしまいますし何度も受講しに行くのも大変です。ある程度現場にでて日頃の仕事の中で間隔で覚えていくと受かりやすくなるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は玉掛け資格について解説しました。

玉掛け資格は鳶職には必要な資格です。受講では、学科と実技があり3日間行われます。国家資格の中でも受かりやすく落ちることのほうが珍しいといわれるくらいです。今後も鳶職を続けていくのであれば持っていて損はない資格なので取得してみると良いでしょう。

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