足場屋といえばニッカポッカ!着用を禁止する会社が増えているのはなぜ?

足場鳶といえば、あのだぼだぼとしたニッカポッカを着用しているイメージですよね!

ですが近年ではニッカポッカを禁止としている会社も多く、平ズボンの着用が定番となってきました。どうしてニッカポッカが禁止になったのか理由や安全性について解説します。

本記事の内容
  • 足場鳶といえばニッカポッカ!
  • 最近ではニッカポッカが禁止される理由
  • 平ズボンが定番に
  • まとめ

足場鳶といえばニッカポッカ!

足場鳶の作業員が良く履いているのが股下のダボッとしたあの特徴的な作業着をニッカポッカと呼びます。長年に渡って作業がしやすいと多くの方が愛用してきました。

ニッカポッカが愛用されてきた理由

動きやすい

あの特徴的な股下から幅広くゆとりがあるシルエットのおかげで、作業中も柔軟に動くことができます。特に汗をかきやすい仕事なため作業着が足にまとわりつかないのもニッカポッカの良いところです。

怪我を防ぐ

他には、危険察知センサーのような役割もあります。下半身が危険な箇所を通る際に

あの股下のダボッとした部分が先に障害物に触れることですぐ本能的にかわすことができます。ぴったりと足にそった服では、接触=即事故となるため常に危険が伴う足場職人には重宝されていました。

最近ではニッカポッカが禁止される理由

ニッカポッカは作業しやすいと長年にわたって愛用されてきましたが、近年では着用を禁止する現場も増えました。禁止されているのにはどのような理由があるのでしょうか。

イメージアップの為

ニッカポッカといえば、「男らしくてかっこいい」「手に職を持っている感じがする」などプラスのイメージもあれば反対に「怖そう」「ガラが悪い」「ヤンキーが多そう」など世間ではマイナスなイメージを持たれる方も一定数いらっしゃいます。特に大手のゼネコンなどではイメージアップのためにもニッカポッカを禁止しており平ズボンでないと現場に入れない場合もあるようです。さらに最近では、危険を察知するといわれていたニッカポッカの安全性についても疑問視されており、ダボッとした部分がかえって転倒リスクが高くなるともいわれています。

さらに足袋も禁止に?

足袋とは、靴に比べて素足に近い感覚で力を入れやすく作業がしやすいと愛用されていましたが、最近では重いものを落としたときなどに怪我をする可能性があるため鉄のプレートが入った安全靴の着用を義務化する現場も増えてきました。ニッカポッカに加えて足袋も禁止とする会社が多いようです。

平ズボンが定番に

ニッカポッカが禁止されるかわりに平ズボンを進めている会社が多いです。一昔前の平ズボンは伸縮性がなく作業がしにくいといわれていましたが、最近の平ズボンは機能性も高く、通気性の良さはもちろんのこと火や熱に強く制電性の素材が使われていたりします。作業のしやすさはニッカポッカに劣らずむしろ安価でサイズのバリエーションも多いことを踏まえると平ズボンの方が実用性が高いといえるでしょう。他にも様々な利点があります。

安全性

ニッカポッカも安全性が高いといわれてきましたが、足場のクランプ(足場組み立ての際に使用する材料)にダボッとした部分が引っかかり誤って転びそうになるという問題がありました。その点、平ズボンではぴったりと体にフィットするため心配ありません。

休憩の時にお店に入りにくい

そこまで気にすることではないように思いますが、意外とニッカポッカだとお昼ご飯を食べるときに入る店を選んでしまいます。ラーメン屋など比較的ニッカポッカでも入りやすいですがファミレスなどには入りにくさがあります。その点、最近の平ズボンはデザイン性にも優れておりジーンズのような見た目だったりおしゃれなものも多く若者を中心に平ズボンを好んで着用する方が増えています。

まとめ

いかがでしょうか?

今回はニッカポッカ禁止が多くなっている理由について解説しました。

機能性が高いことから長きにわたって愛用されていたニッカポッカですが、見た目のマイナスイメージや転倒のリスクなどによって禁止される現場が増えています。最近の平ズボンは昔に比べて機能性も高くデザインも豊富で安価なことから、作業員も好んで平ズボンを選んでいるようです。

時代とともに建設現場も変わっていきます。今の時代に合っているのは「平ズボン」だといえるでしょう。

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