足場屋を続けていくなら資格は必須?種類やメリットについて解説！

2023 2/26

2023年2月14日 2023年2月26日

足場職人は必ず資格が必要というわけではありませんが、今後も職人として生計を立てていくのであれば経験や技術はもちろんのこと、資格を取得することはとても重要になります。資格を取ることで自信の技術が公的に証明できたりキャリアアップにも繋がります。

今回はメリットや種類について解説します。

足場職人は資格が必要?

足場職に入社するにあたって資格は必要ありません。一般的に建築業界は学歴や資格、経験不問な場合が多く、特に現代では人手不足が深刻化していることから、足場職人になるためのハードルはけっして高くはありません。ですが、足場職は危険度も高く資格を持っていないとできない作業も実際あります。入社してから資格をとるように指示されることもあります。

資格をとることで得られるメリット

足場職人になるために資格は必要ありませんが、取得することでさまざまなメリットがあります。

キャリアアップや給料アップ
仕事の幅が広がる
独立の道が広がる

キャリアアップや給料アップ

足場業界はキャリアや技術レベルによって給料に大きな差がうまれます。まず職長以上になるには資格を持っていなければなりません。資格をもっていないと出来ない作業も多く、昇進することは難しいでしょう。さらに会社によっては資格を持っていることで手当が支給されることもあり、足場職人の世界でキャリアアップを目指している方は資格を取得することは大きなメリットとなるでしょう。足場屋の給料についてはこちらの記事をご覧ください。

仕事の幅が広がる

先ほどもお話した通り、足場職は危険度の高い仕事なため資格を持っていないと出来ない作業も多くあります。資格を取得しなければ高度な作業に就くことは出来ず、いつまでたっても一人前として認めてもらうことはできません。資格をとることで高度な作業に就き社内での立場もあがり責任も増しますが、やりがいを感じ仕事に対してのモチベーションもアップします。。

独立の道が広がる

足場業界でさらに年収を上げようと思うと、独立することはマストになってきますが、独立をするにあたって資格は重要となってきます。資格をもっていると仕事の幅も広がりますし、独立や法人化した際にもさまざまな分野の仕事を受けることができるようになります。

会社勤めであっても独立した場合であっても資格を取得していることは信用や給料アップにも繋がり大きなメリットがあるといえるでしょう。

資格の種類

さまざまな資格がある中でも「足場の組立等作業主任者」「建築物等の鉄骨の組立等作業主任者」「玉掛け作業者」は、三種の神器といわれる程重要な資格といわれています。では、実際にどのような資格を取ると良いのか、順番に紹介していきます。

足場の組立て等作業主任者

足場屋といえば、足場の組み立てや解体といった作業をイメージされるのではないでしょうか。つり足場や高さ5m以上の足場を組んだり解体する際には、有資格者を1名配置しなくてはなりません。そのためキャリアアップのためにも是非取得しておきたい資格といえるでしょう。足場の組立等作業主任者の資格は厚生労働省が認定する国家資格です。

建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者

こちらの資格も国家資格であり、金属製の部材(鉄骨)組み立てや解体をおこなう際(5m以上)一人配置する必要があり、必須の資格といえるでしょう。

玉掛け作業者

玉掛けとはクレーンで荷物を吊るときにワイヤーで吊り荷にかける作業のことをいい、これに対して外すことを「玉外し」といいます。安全に荷物を吊り上げる時に必要な国家資格で「玉掛け技術講習」または「玉掛け特別教育」の資格を取得する必要があります。玉掛けがしっかりとされていないと大きな事故に繋がることもあり、足場職に就いて始めに取る方が多い資格です。