足場工事の仕事は需要があるの?今後の将来性は?

2023 1/30

2023年1月30日 2023年1月30日

足場職に転職をしたいと考えている方にとって足場屋は需要があるのか、将来性はあるのか気になるところですよね。結論からいうと十分に需要がある職業です。さらにスキルアップもしやすく将来性もあります。今回は足場屋の需要や将来性について解説していきましょう。

本記事の内容

足場職は需要のある仕事
足場職は採用されやすくスキルアップしやすい環境
足場屋に向いている人の特徴
まとめ

足場職は需要のある仕事

冒頭でも伝えたとおり、足場屋は人が生活をしていくうえで必ず必要で需要のある仕事だといえます。建設現場においては必要不可欠な存在で、高所での作業をおこなうとなれば足場なしでは作業を行うことはできません。建物を建設する前にまずは足場を組んでいきますので建設現場がある限りなくなることはなく、しっかりと経験を重ね技術を身に着けた足場職の方の将来は安定していると考えられます。今後、時代の変化やAIなど新技術によって無くなってしまうと予想される職業もある中で、足場職人は職人の経験や技術が求められる仕事ですので今後も無くなることはないと予想されるでしょう。

足場業界の現状

実際の足場業界の現状はどうなっているのでしょうか。

現在、建設業界では「人手不足」が深刻な状態です。

足場屋の需要は今後も上がっていくことが予想される中、少子高齢化によって人手不足問題が深刻化しています。次々と高齢の職人が引退していくのに対して、若手の職人が減っていることで年配のベテラン職人の技術やノウハウを若い職人に引き継ぐことができなくなってしまっています。時期によっては企業同士で職人の取り合いになっているなんてケースも耳にするくらい人材不足に悩まされています。

特に現代の若者では、3K(きつい・汚い・危険)を嫌う傾向にありどこの企業も人材確保に苦戦しているのが現状です。一人前の職人に育て上げるには短期間でというわけにはいかず、数年はかかるため当面はまだまだ人手不足が続くことが予想されるでしょう。

足場職は採用されやすく、スキルアップしやすい環境

足場工事の業界では、採用されやすくスキルアップしやすい環境にあります。

どこの企業も採用活動にはきわめて積極的であり、学歴や資格がなかったり未経験者であってもやる気さえあれば採用されることがほとんどです。足場工事の仕事が初めての方でも挑戦しやすいことは魅力の一つですね。さらに、個人の頑張りや能力が評価される業界なので経験を積みスキルアップしていけば高収入に繋がっていくでしょう。

これから足場職人をめざす人にとって恵まれた環境

人手不足なことから、たとえ未経験であっても大いに歓迎され、怖いイメージのある足場屋ですが、貴重な人材に辞められてしまっては困ることから最近では丁寧に教えてくれる企業も増えてきました。ある程度技術を身に着ければ、どんどん仕事を回してくれるでしょう。さらに給料の面でも年々改善されており、同世代より稼いでるなんて方も多くいます。なのでこれから足場屋を目指す人にとっては、人材不足改善のための給料アップや福利厚生、未経験でも歓迎されるなどかなり良い環境からのスタートなのではないでしょうか。

足場屋に向いている人の特徴

では、実際どんな人が足場職人に向いているのか３つの特徴を紹介します。

臨機応変に対応できる人: 足場屋の仕事は予定通りに進まないことも良くあります。外仕事ですから天候などによって遅延など計画を変更しなければならなかったり、建設現場にはさまざまな種類があるため、現場の状況に合わせた適切な工法を選ばなければなりません。
このような状態にでも臨機応変に対応できる足場職人は監督や、施主から高い評価をうけるでしょう。
危機感をもてる人: 足場屋の仕事は常に危険と隣り合わせです。だんだんと仕事に慣れてくると油断がうまれ思わぬ事故に繋がることもあります。自身はもちろんのこと周りの作業員の安心安全にも気を配り、それだけではなく建物の状態や作業計画にも目を光らせ危険を察知し、足場の増加や変更を現場監督に提案できるなどの能力も必要になってきます。
コミュニケーションや挨拶がきちんとできる人: 足場屋は一人で作業をおこなうことはなく、仕事仲間と指示を飛ばし合い協力しながら進めていきます。些細なミスが命取りとなるため分からないことがあれば先輩に質問をし、危険があれば作業仲間に知らせるなどコミュニケーションは必須になります。また、建設現場では足場屋以外にも多くの職人が働いており、作業内容は違えど一つの建物を完成に導くには意思疎通が大切なのです。丁寧な挨拶やコミュニケーションがとれると周囲ともうまく協力していけるでしょう。