足場屋は危険な仕事?どのようなリスクがあるのか解説!

足場屋は高所作業なことから危険というイメージを持たれる方も多いと思います。現場で実際に働いている職人にはどんなリスクがあるのか、従業員を守るためにどんな安全対策をおこなっているのか解説したいと思います!

本記事の内容
  • 足場屋の仕事は常に危険と隣合わせ
  • 事故を防ぐためには安全対策が大切
  • まとめ

足場屋の仕事は常に危険と隣合わせ

足場屋は危険だというのは本当の話です。どのような危険が潜んでいるのか3つご紹介します!

高い所での作業

足場屋は危険というイメージはやはり高所で作業をおこなう仕事だからでしょう。足がすくむ場所をスイスイと華麗に歩いていますが、ちょっとした気の緩みで転落や墜落など大きな事故に繋がる危険性が高くなります。

そのため、高さ2メートル以上の場合は、「作業床の設置・囲い・覆い・手すり」を取り付けるなど、安全基準に基づいて対策をしなければなりません。ですがいくら安全対策をしていても危険なことには変わりなく、常に安全を意識しながら作業をおこなわなければなりません。

天候に左右される

足場屋は外仕事なため、天候の影響を直に受けてしまいます。雨がふった場合でもだいたいはカッパをきて作業をおこなうことが多いのですが、雨によって足場は滑りやすくなり視界も悪く動きにくいことから普段よりも危険度はあがります。

少々の雨ならば作業をおこないますが「50mmを超える雨」が降った場合は、労働安全衛生法によって作業を中断しなければなりません。

さらに足場屋は雨だけではなく風の影響も強く受けます。足場は「仮」に建設しているものなので強度は弱く強い風が吹くと転倒してしまう恐れがあります。労働安全衛生法では「10分間の平均風速が10m/s」を超える場合は作業をおこなってはいけないと定められています。強風は雨よりもやっかいなため、雨が降っていなくても風が強い場合は作業を中断することもあります。

上下関係が厳しい

危険とは少し違いますが、足場屋は上下関係が厳しいとも言われています。ちょっとしたミスでも厳しく怒られることが多く、足場をしっかり組まなければ次に作業に入る作業員さんの命もかかっている訳ですから小さなミスでも厳しく指導されます。そのおかげで事故なく安全に足場を組めているわけです。

厳しいなと感じるかもしれませんが作業員の命を守るための愛ある指導なのかもしれません。足場屋は肉体だけではなく精神的にもタフである必要があります。

事故を防ぐためには安全対策が大切

毎日現場に触れていることでだんだんと恐怖心が薄れがちになります。慣れているから大丈夫だろうと過信していると思わぬところで大きな事故に繋がります。油断している時こそ一番危険です。転落に加え、足場材が万が一落下し通行人に当たってしまうなんてことがあっては大変です。油断をせずにしっかりと安全対策をすることが大切です。

どのような安全対策をしている?

施工中の足場には落下防止ネットを使用し作業員は必ずヘルメットを被り安全装備を着用し安全確保のためにもお互い声を掛け合いながら作業をします。さらに2mの高さを超える場合には作業板や安全帯を取り付けるための手すりや手すりわくの設置をします。作業員の安全だけではなく、看板などで危険を告知するなど通行人や近隣の方の安全にも配慮します。

万が一の時のための保険

万が一従業員が怪我をしたり事故にあってしまった場合に備えて保険に入っておくことも大切です。

  • 障害保険:仕事中におきた怪我や事故に備える保険
  • 賠償責任保険:通行人に怪我をさせてしまったり他人の物を壊してしまったときなどに備える保険
  • 自動車保険:交通事故による損害に備える保険

一般的に上記の保険に入っている足場会社が多いようです。

季節によっての安全対策

夏は熱中症で倒れることも

太陽に照らされて働く足場職人にとっての夏は暑さとの戦いです。熱中症にもなりやすく、こまめに休憩をはさみ、喉が乾く前に水分をとるなど熱中症対策が必要です。水分だけではなく汗と共に塩分も失われてしまうためスポーツドリンクなど塩分補給も忘れずにしましょう。体調が優れない場合は他の作業員がカバーをします。迷惑をかけたくないと無理をして倒れてしまっては元も子もありません。体調が悪いときはすぐに現場監督に伝えましょう。

冬は地域によっては雪の心配がある

雪が降る地域では雪が降ったときに作業をおこなうかどうかは現場責任者の判断によります。雪が降ると足元は滑りやすく危険なため細心の注意が必要になります。寒さによって動きが鈍くなってしまうため防寒対策もしっかりとしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

足場屋の仕事にはどんな危険があるのかについて解説しました。

足場屋にとって危険とは常に隣り合わせです。少しの気の緩みが大きな事故をまねき、最悪のケースに繋がってしまうこともあります。危険だからこそしっかりと安全対策をおこなう必要があり、万全な安全対策をおこなうことで防げるはずの事故はたくさんあります。十分に気を付け事故なく安全に足場作業をしましょう!

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