足場工事の音がうるさいと苦情がくることも?！実際どんな騒音対策が行われているのか紹介します。

足場工事を行う際にたびたび問題になるのが騒音ですよね。ある程度の騒音は仕方ないとはいえ「これくらいなら大丈夫」と感じる方もいれば「うるさい」と感じる方もおり人それぞれです。
騒音対策を怠ることで近隣住民からのクレームにも繋がります。近隣の方とうまく付き合っていくには、出来る限りの騒音対策をする必要があります。足場屋が実際おこなっている騒音対策について詳しくご紹介します。

足場工事中の音がうるさいといわれてしまう理由

近隣の方がうるさいと感じる作業とは?

足場作業の際にうるさいと感じられやすい音はやはり「金属音」です。
それ以外にもうるさいと感じる騒音は以下になります。

• ハンマーでカンカンと叩く音
• 足場材を雑に置くとガシャーンと大きな音がなる
• 作業員同士の不必要なほどの大きな声
• その他の作業音

足場を組むことは必ず必要で多少の騒音は致し方ないのですが、出来る限りの工夫が必要になります。

実際に足場屋が行っている騒音対策4つ

実際に足場屋が行っている騒音対策についてご紹介します。

防音シート

物理的に効果があるのは、その名のとおり騒音を抑えるビニールの防音シートです。
完全に音を止めることはできませんが、建物全体を覆うことで耳に響く騒音を軽減することができます。
さらに周りから見ても騒音に対して配慮していることが目で見て分かるというメリットもあり、その姿勢が見られることで近隣の方から少しでも理解をしてもらえるポイントにもなります。

仮囲い

仮囲いとは敷地の周りを3～4ｍ程の板で囲う対策です。
騒音効果の他、飛散や砂埃などの被害を防ぐ効果があります。
さらに夜間など一般の方が立ち入らないようにするなどさまざまな効果があります。

金づちで金属を打ち付ける回数を減らす

もっともクレームが多いのが金づちで打ち付けるときのカンカンとなる金属音です。
足場を組み立てる際に必要な工程ですが、この音が多ければ多い程、近隣の方からのクレームがくる確率は上がります。
しっかりと打ち付けなければなりませんがなるべく回数を減らしたり力任せに打ち付けないなど気を付ける対策を行います。作業員は毎日この音を聞いているため慣れているかもしれませんが近隣の方にとっては不快な音と感じてしまいクレームに繋がってしまいます。
なるべく回数を減らし騒音を軽減するよう工夫をします。

騒音への配慮に欠けている場合現場のトップが注意を促がす

その他にも、足場材は結構な重さがあるため、置く際に意識をせずに置いてしまうと足場材同士がぶつかりガシャーンと大きな音が鳴り響いてしまいます。
その場合には現場のトップが注意をします。現場のトップが注意をすることで作業員全員の騒音への意識が上がります。後は、足場工事では安全に作業をおこなう為にも作業員同士が声を出し合いながらコミュニケーションをとります。
その声がむやみに大きすぎることも騒音の一つになるため適度な声の大きさで作業をすることを促します。
チーム全体が配慮をすることである程度軽減することができます。

大切なのは近隣の方への配慮

騒音対策を万全におこなっていても完全に音を出さないということは不可能です。
大切なのは近隣住民の方の「理解を得ること」と「作業員全員が配慮の気持ちを持つ」ということです。
作業を行う際、自分達ができる万全の対策を行う事はもちろんのこと、近隣の方に挨拶回りをし、少しでも理解してもらえるように行動しましょう。
実際にそこまでしている足場屋は少ないと思いますが、今後も長く続けていくためには近隣の方の理解を得ることは大切になりますし挨拶回りをおこなっているところが少ないからこそ差別化にも繋がります。
しっかりと現場のトップが従業員に注意をしチーム全体で配慮の気持ちを持ちましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は足場工事で「どのようなことがクレームに繋がるのか」、「実際行われている騒音対策」などについてお話しました。今回の記事を参考にどのような対策があるのかを知りしっかりと騒音対策をおこないましょう。